韓国が8月14日を「日本軍慰安婦被害者をたたえる日」に… 日韓関係にまた新たな火種

 

韓国国会は24日の本会議で、毎年8月14日を、元慰安婦をたたえる記念日に制定する「慰安婦被害者生活安定支援法改正案」を可決しました。

改正法では、8月14日に国や自治体が記念日の趣旨に沿った行事や広報を行う努力義務が盛り込まれており、日韓関係の新たな火種となるとみられています。

国会事務局によれば、改正法は12月中旬までに公布される見込みだそうです。

施行は公布から半年後で、来年8月14日から法定の記念日となり、政府の公式行事が開かれる可能性もあります。

慰安婦支援施設「ナヌムの家」の安信権所長は「(改正法は)必要だと訴えてきたので可決はありがたい」と歓迎しています。

 

改正法では、毎年8月14日を「日本軍慰安婦被害者をたたえる日」と規定。

これまで支給していた生活安定支援金に加え、葬儀費用を国が負担すると定めたほか、慰安婦関連の政策立案では元慰安婦の意見を聴取し、政策内容を国民に積極的に公開することを義務付けました。

8月14日は1991年に元慰安婦の故金学順さんが初めて公に名乗り出て証言を行った日で、元慰安婦の支援団体などは毎年、この日に集会を開いたりしているそうです。