スマホ依存、女子高生の4人に1人が体調不良に

今年3月、情報セキュリティー会社の「デジタルアーツ」が携帯電話やスマホを所持する全国の小中高生男女618人と、0~9歳の子どもを持つ保護者579人を対象にした実態調査を行いました。

それによると、携帯電話を持つ10~18歳のスマホ所有率は80・3%で、高校生は98・5%。

使用頻度が高いアプリは子供全体で「ライン」(73・9%)、「ユーチューブ」(58・6%)、「ツイッター」(35・8%)。女子高生では「スノー」(58・3%)、「インスタグラム」(50・5%)など。

一方、「四六時中使い過ぎていると注意された」が子ども全体で36・2%、「食事中もいじっていると注意された」(23・0%)、「寝不足で頭がぼーっとしていたり、注意力散漫になった」(16・3%)。

女子高生の4人に1人は「頭痛などの体調不良になる回数が増えた」と感じていたそう。

「学校の成績が落ちてきたと注意された」と男子高生は21・4%、女子高生では20・4%が答えたようです。

さらにネットで小遣いを稼いだかという問いに、女子高生の81・6%が「ある」と答えた(子ども全体では34・5%)。

その理由に「遊ぶお金が欲しい」(45・5%)、「空いた時間がもったいないから」(29・6%)などが挙がりました。

稼ぐ方法は「ポイント交換」(78・4%)、「中古品の販売」(18・8%)、「LINEスタンプの作成」(16・4%)で、毎月の平均収入は1万円未満が86・4%と大半を占めました。

ネット依存に詳しい専門家はこう指摘する。

スマホは今、ものすごい数が世界に広がっています。そのため患者さんの数も多い。しかし、社会全体で規制することはもうできないと思います。しかし、大人である父母に対する啓発は必要でしょう。例えば幼稚園ぐらいの年代に対して、勉強のためのタブレットはいいが、遊びのために与えることはしないといったことが大切です」

子供達にも、自分で考え、自律したスマホの使い方を考えてもらう・・・

スマホの使い方を自分たちで考えていくという事が大事だと思われます。