AKBまゆゆの卒業コンサート、急死したファンの為に特別席が用意される ファンも運営の“神対応”に感動 「~みんなの夢が叶いますように~」

 

AKB48渡辺麻友さんの卒業コンサートが10月31日にさいたまスーパーアリーナで開催されました。

集まった1万7000人のファンは、11年間のアイドル人生の集大成となるステージに酔い知れたが、運営側の“神対応“もネット上で感動を呼んでいます。

卒業コンサートのスタンド最前列に設けられた特別席。

それは10月18日に急死した渡辺さんの大ファンの為に用意された席でした。

そのファンのTwitter上での名前は「ポムポムまゆゆ」さん。

 

ポムポムまゆゆさんはこの卒業コンサートを楽しみにしていましたが、7月から体調を崩し、入院。

その後はアイドルのことや、入院中の気持ちをTwitterでツイートしていました。

9月4日のツイートでは末期ガンであることを告白、アカウントには渡辺さんのファンからの応援の声も寄せられていました。

その後もTwitterの更新は続いていたが、10月18日に更新が止まりました。

10月23日、ポムポムまゆゆさんの母が彼女のTwitterアカウントを通し、18日に娘の体調が急変し、20日朝に渡辺さんと同じ23歳で亡くなったことを報告されました。

亡き娘について、「最期まで生きる事を諦めずAKBの渡辺麻友さんの卒業していく姿を見たいと言っていましたが、残念ながらその夢は叶わないままになってしまいました。自宅の娘の部屋は渡辺麻友さんのカレンダーやグッズなどでいつもいっぱいでした。本当に好きなんだと娘の友人と共に呆れるくらいでした」と、ポムポムまゆゆさんの渡辺さんがどれだけ好きだったか、卒業コンサートをいかに楽しみにしていたかもツイート。

 

そして10月31日、さいたまスーパーアリーナにはなんとポムポムまゆゆさんの席が用意されていました。

AKB48を運営するAKSが「席は運営側が用意したものです」と。

ポムポムまゆゆさんの死については、握手会会場に設けられている支配人部屋でファンによって伝えられ、今回の特別席設置に至ったという事で、特別席にはファン仲間が用意したイラストの他、渡辺さん本人のサインが入ったCDも置かれたのだそう。

この特別席が設けられたことが会場に訪れたファン、さらにSNSを通して会場に行けなかったファンに伝わると「運営さんありがとう」「久々に運営を見直した」と運営側の“神対応“ぶりを賞賛する声がネット上で相次ぎました。

 

ポムポムまゆゆさんの母は11月6日、再び娘のアカウントを通じてツイート。

渡辺さんの卒業コンサート当日に特別席を用意されたことをポムポムまゆゆさんの友人を通じて知ったといい「10月31日の渡辺麻友さんの卒業コンサート当日に 、娘の為に特別席を用意していただいたようで、感動いたしました」とつぶやきました。

特別席が用意されたことについて渡辺さん、関係者、そしてファンに感謝の言葉を述べ「娘はコンサート当日、特別席から渡辺麻友さんの姿を見ていたことと思います」と語りました。

多くの人の優しさにより、実現した渡辺さんの卒業コンサートの特別席。

このコンサートのサブタイトルは「~みんなの夢が叶いますように~」。