近年増加中の“休日ひきこもり”の特徴とその危険性とは
国交省の全国都市交通特性調査によると、その日に一度でも外出した人の割合を示す「外出率」は全体の平均が平日80.9%、休日59.9%だったのに対し、20代の男性は平日81.1%、休日51.1%と、休日ひきこもりの傾向が顕著に見られました。
残業も多く仕事が忙しい・・・
仕事の疲れから朝寝坊してしまって、気づいたら夕方・・・
出かけるのに化粧なんかが面倒・・・
休日の出費を避けたい・・・
「休日はヘトヘトで、どこかに出かけようとか、誰かに会おうなんて気にならない。お腹がすいたらスナック菓子を食べ、スマホをいじっているうちに、気づいたら休みが終わっています。『また時間を無駄にした』なんて罪悪感だけが残る。ずっとこんな生活を続けていたら、脳ミソが腐っちゃう気がするんです」
もちろん脳には休息も必要ですが、休ませてばかりもよくありません。
脳は適度なストレスによって活性化します。
脳に刺激を与えるという意味では、休日にちょこっと散歩に出る程度でも良いでしょう。
ですが、休日ひきこもりが完全に悪いという訳でもありません。
『退屈だ』と感じ、本を読んだりテレビを見たりスマホをいじったりしているうちは、問題ないのです。
しかし、退屈すら感じなくなったら、それは危険信号です。
脳が刺激を求めなくなり、一日中、ひたすらボーッとしている状態が続くのならば、うつ病の可能性もあります。
「あぁ、また今週もゴロゴロして過ごしてしまった・・・」「また月曜日からは仕事か・・・」と後悔したり、憂鬱に感じたりしてしまうのであれば、休日ひきこもりから少しずつ脱出を図ってみてもいいかもしれません。
とはいっても、無理に外に出る必要もありません。
仕事の日とそこまで変わらない時間に起きてみたり、ちょっとストレッチしてみたり。
そういうことから始めれば充分だそうですよ!