犬の“ブドウ中毒”とは? 5粒摂取しただけで死ぬ事も!?

先日SNSで「犬のブドウ中毒」に関する投稿があり、話題となりました。

投稿者は「体重5kgの犬の場合、マスカット5個、デラウェア10個以上食べてしまうと急性腎不全を起こす」「最悪の場合2~3日後に死亡することもあるので、絶対にブドウを与えないでください」と注意喚起。

初期症状として嘔吐や下痢、腹痛による沈鬱等があるのだそう。

国外にも国内にも、犬がブドウを食べた後の中毒症状に関する報告はあるそうです。

食べてから数時間で嘔吐や下痢などの『食中毒症状』が見られるほか、ひどい場合は尿が出にくくなり、急性腎不全を起こして数時間以内に亡くなることもあるとされています。

ただし、同じ量を食べても中毒にならない場合もあり、食後2日以内に症状がなければ、問題にならないことが多いようです。

ブドウ中毒は、ほかの中毒に比べて報告が少なく、原因やそのメカニズムはまだ解明されていないのだそうです。

また、生のブドウと同様に、レーズンそのもの、もしくはレーズンを使ったケーキやマフィンなどの加工品による中毒の報告もあるようです。

犬がブドウを食べてしまった場合、『この量よりも少ないから大丈夫!』とは言えないのが現状。

疑わしい場合や、食後数時間以内に吐き気や下痢、尿が少ないなどの症状があれば、なるべく早く動物病院を受診する事をオススメします。