『鋼の錬金術師』実写化に原作者は「実写は実写で新しいもの」 茶髪ウィンリィは「反対に金髪にしなくて良かった」

 

世界的大ヒット漫画を実写化した映画『鋼の錬金術師』。

キャラクタービジュアル発表時には、ファンからさまざまな意見が出ました。

その中でも注目を浴びたのが、本田翼さん演じるヒロイン、ウィンリィの髪色。

原作では“金髪碧眼の少女”として描かれるウィンリィの髪が、今回の映画では明るい茶髪になっており物議を醸しましたが、髪色変更の裏には原作者の荒川弘さんの言葉があったようです。

荒川さんは映画のウィンリィのビジュアルについて、「逆にわたしは配役が決まった時にガッツリ金髪などに寄せなくてもいいですよと、監督にお話をしていたんです」、「それで今回の明るい茶髪のビジュアルになったんです」と話しています。

また「キャラクターは外見ではなくて中身だということは、作品を通して描いていること」、「“キャラクター”がしっかりできていれば、わたしは全然気にしていないので」とも話しています。

 

映画を振り返っては「SLのシーンですごくマッチしていた」とし、「色を落として全体的に暗めにしていたので、反対に金髪にしなくて良かったと思いましたね」とコメント。

また“中身”の部分に関しても「本田さんご自身もざっくりした部分があるので、ウィンリィのざっくりした部分と重なっていてよかったです」と太鼓判。

映画化のオファーが来た時には、「『実写きた!』という思いと『また新しいものが見られる』という気持ちがありました」。

そして原作ファンに向けては、「原作は完結しているので、皆さんの心には、もう壊しようのないイメージがすでに出来上がっていると思うんです。それはもう壊れないと思います」、「ガッツリ固まってゆるぎないそれは、皆さんにとっての宝物だと思います。だから実写は実写で新しいものをやっているなと観ていただければな、と思いますね」としています。