横綱の暴行疑惑 日馬富士、貴ノ岩をビール瓶で殴打か 右中頭蓋底骨折

 

横綱日馬富士(33)に、暴行疑惑が浮上しました。

10月26日の鳥取で行われた秋巡業後の酒席で、東前頭8枚目、貴ノ岩(27)をビール瓶で殴打し負傷させたという。

貴ノ岩は福岡市内の病院に入院、九州場所を初日から休場。

「脳振とう、左前頭部裂傷、右外耳道炎、右中頭蓋底骨折、髄液漏の疑いで全治2週間」の診断書を提出したとの事。

日馬富士鳥取巡業の打ち出し後、後輩のモンゴル出身力士を集め宴席を持ち、そこに貴ノ岩も同席したそう。

その際に酔って貴ノ岩に絡み、態度が気に入らないという理由で、近くにあったビール瓶で思い切り殴打したのだそうです。

貴ノ岩は秋巡業後、11月5〜9日の間入院。

負傷箇所が頭部ということもあり、九州場所は初日から休場しました。

診断書によれば、状態が安定すれば復帰も可能とされているが、途中出場は厳しいとみられます。その為、来年1月の初場所十両に転落する見通しです。

日本相撲協会に診断書を提出した貴乃花親方は「診断書に書いてある通り。本人の体調が悪いということ」と説明、暴行疑惑については「ノーコメント」でした。

 

もともと日馬富士は短気な性格だそう。

三役時代には稽古場にあった分厚い板で若い衆の頭を殴り、稽古を見ていた親方衆から止められたこともあったのだとか。

相撲界では、2010年に当時の横綱である朝青龍が一般人に暴行し、責任を取り引退。

2007年には時津風部屋の力士暴行死事件が起きています。

横綱の昇進を推挙する横綱審議委員会の内規には、横綱は力量、品格ともに抜群でなければならないとあり、暴行が事実であれば横綱の進退も厳しく問われると思われます。

今回の件で、“外国人力士”に対する世間の風当たりも強くなりかねませんね。